2004年03月21日

コンビニの仕事

さてさて、今回は発注について。

これが仕事の中では一番難しい部類に入ります。

が、手を抜こうと思えばどこまでも手を抜くことのできる仕事のひとつでもあります。

たとえば、ドリンクの発注は「本気を出して」手を抜くと5分もかかりません。それで業務に差支えが出るか、というと全然出ません。まじめに発注すると15〜20分くらいかかります。
時間をかければそれでよい仕事ができるというものでもなく、いかに売り場に気を配れるかということが、重要になってきます。

基本的に、売れた商品の在庫を確保するというのが発注の目的です。チェーンごとでも違うでしょうが、端末機を使って簡単に発注を行うことができます。

しかしながら精度の高い発注となると、なかなか難しくなってきます。

発注には、大きく分けてデイリーとグロッサリーがあり、毎日発注できて、賞味期限が短いものがデイリーに分類されます。これはお弁当、おにぎり、惣菜、パンなどが分類されます。それ以外のアイテムがだいたいグロッサリーに分類されます。

コンビニでは基本的に「雑誌」を発注するという作業はありません。数をプラスマイナスするように注文を出すことはできますが、自動的に納品されるのが、基本です。

その他新聞なんかも、勝手にきます。
雑誌、新聞ともに、「返品」することができるので、売れ残ってもたいした痛手にはなりません。
だから、あまりその分野に力を入れていない店舗もよく見かけます。が、本をおいてある棚が整理されていないコンビニはだいたいにしてほかの棚の状況もよくありません。

若い世代から中年サラーリーマンにいたるまで、「雑誌」というものはかなりの集客率をもっています。スポーツ新聞も欠かさず買う人がいます。それらを管理することも重要なことです。

と、発注からかなり話がずれてきましたので戻ります。

商品を発注する上で一番難しいのことは、商品を取らないことです。なんだか矛盾していることのように感じますが、売れて在庫が少なくなった商品を発注することはごくごく簡単なことなのです。
難しいのは、次にくる新商品を見据えて、売れていない商品、あるいはこれから売れなくなるであろう商品をカットすることです。

状況にあったカットができるようになるまでには、しばし時間がかかります。たとえば、ドリンクの売り場で、ひとつひとつの商品が1F(一列ってことです)で並んでいて、何が並んでいるのか良くわからない売り場というのは、発注している人間がカット下手であるということです。

ドリンクは最低2F〜3F確保するのが基本です。

それを守っているのと守っていないのとでは売り場の見栄えが全然違います。こんどデジカメで試して見たいと思います。

基本的な発注とカットができるようになると次は発注の平均化というのが目標になります。
発注が週に4回あったとして、納品の数が12、40、7、24となるよりも、21、22、20、20と納品されていたほうが効率的です。あくまで作業上の効率的なので、必ずしも平均化する必要なないのですが、納品の数が多くなりそうなときは、その日とる必要がない商品は次回に回すといった気配りができると、かなり発注マスターの域に近づいていきます。

ちなみに、これまでの発注は全てグロッサリーを基本として書いてます。デイリー商品は廃棄の関係でさらにややこしくなり、それだけでサイトのコンテンツが一個できてしまうようなものなので、省略します。こういうのは経験とカンとデータの蓄積が必要となります。

発注の仕事というのは、なかなか面倒で大変です。しかし、その分上手くできると充実感を得ることができます。
発注(担当売り場)のあるコンビニの仕事と、それのないコンビニの仕事は全然ちがうものです。たとえるなら、ペットのいる人生といない人生くらい違うかもしれません。

するチャンスがあるなら、ぜひやってみるべき仕事のひとつだと思います。

次は最後の補充・前だしについて。あんまり書くことないですが。
では。


posted by らした at 17:46| 京都 ☁| Comment(44) | TrackBack(7) | コンビニコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月20日

コンビニの仕事3

今日は清掃について。

基本的にコンビニの店舗の面積というのはさほど広くない。
キオスクと小さなスーパーの中間くらいのサイズである。
店内の商品が見やすくかつ探しやすいという条件でだいたいの
大きさが決まっています。

だから、掃除なんて簡単なように思えますが、それがなかなか結構大変です。

まず第一に店舗で働く人数が少ないこと。
昼間だと最低1人から多くて4人程度。普通はだいたい2人です。

掃除する場所は、床、棚、トイレ、駐車場。がメイン。
これは毎日掃除します。
時にはエアコンのフィルターだとか、細かいところも掃除します。
床の掃除は、基本的に一日3回するべきなのですが、していない
処も多いでしょう。
掃き掃除、水拭き、床磨き(機械使用)の3工程があります。
最後の床磨きによってワックスをのばし、光沢を出します。
きちんと清掃できているコンビニは床がピカピカと光っていると思います。

これはだいたい30分から1時間くらいかかります。

それ以外のトイレ、駐車場は10分くらいかかります。

問題は棚掃除。
ひとつの棚に並んでいる商品を全てどけて、棚を水拭き、から拭き
する。これをきちんとやっておかないと、棚はどんどんほこりがたまる。もちろん商品にもほこりがたまる。すると商品が売れなくなる、となると商品にますますほこりがたまる。という悪循環がはじまる。

棚の数はだいたい30本〜36本。一日ひとつの棚しか掃除しないと全ての棚を掃除するのに一ヶ月かかってしまいます。
一ヶ月もたてばひどいほこりがたまってしまいます。

だいたい一日2つの棚か、もしくは4本掃除できるのが理想です。
が、理想通りにいくかどうかはまた別の問題。
店員全員が店を清潔に保とうという意識がもてるかどうかが重要な課題です。

発注については次回。では。
posted by らした at 16:23| 京都 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | コンビニコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月19日

コンビニの仕事2

さてさて、前回の続き。

A納品検品・陳列について
時間帯によってはほとんどなかったりもしますが、レジについて
重要度の高い仕事。
特に冷蔵物の商品の場合はさっさとならべるのが鉄則。

納品された商品が伝票どおりにあるかをチェック(端末機を使うのが一般的)その後に値段が表記されていないものには、値札をうち、規定の場所に並べる。

一見簡単そうに思えますが、入ったばっかりの店員だとまず間違いなく場所を間違えます。
セブンや他のチェーンの一部の店舗では棚にネームカードがついていて並べる場所がすぐわかるようになっていますが、それがない店舗だと場所がわからないという事態になります。

だいたいは、1、2個の在庫がのこっている状況で納品があることが多いので、同じ商品は同じ場所に並べればいいのですが、全部売り切れている状態だとさっぱりわからないということになりかねません。

こういうときはだいたい全然関係ないカテゴリーの場所に並べられてしまうことがあります。
発注担当者の意図した場所と違う場所に並んでしまうと、あとあと随分ややこしいことになります。

また、店員によっては、ちゃんと商品がならんでるのにわざわざ別の場所に並べてくれる店員さんもいます。困ったものです。
発注しているときに、在庫が少なくて「あれ、昨日発注したよな〜」と思って売り場を見渡すと別の場所に堂々と並んでいるときがあります。
そういうのを見るといきなり仕事する気力が2目盛りくらい減少してしまいます。

そういう事態を防ぐために、基本的に陳列情報というのはコンピュータで管理されるのですが、そのためには「陳列登録」という作業が必要になってきます。これが結構面倒なので、かなりあやふやな情報のまま、1,2ヶ月ほっとかれているのが現状なので、その陳列情報を見て作業してくれともいいにくい現状。

結局のところ場所を覚えてくれというしかないんですね。
そんなに難しい作業ではないと思うんですが、まあなかなか簡単にはいきません。

レジと、検品陳列ができれば、コンビニ店員としては5割程度の仕事を覚えたことになります。基本的に清掃なんて誰でもできるので、まあ、店番くらいはできるというレベルです。

だいたいここまでで約1ヶ月くらいです。
まあ、簡単な仕事といえば簡単なものです。
しかし、突き詰めていくとなかなか奥深いものではあります。
B以降は次回に続きます。では。
posted by らした at 16:56| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | コンビニコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月18日

コンビニの仕事

今日はコンビニの仕事について書いてみようと思う。
コンビニ店員の仕事は
@レジ
A納品検品・陳列
B発注
C清掃
D補充・前だし
大きく分けて上の5くらいある。もう少しあるかもしれないがとりあえず割愛。
上の仕事ほど優先順位が高い。

@のレジに関しては、とりあえず最優先事項である。
コンビニでお客をレジに並ばせておくのは厳禁である。
ほかの仕事をしていても、とりあえずはレジに向かうのが基本である。
たとえ、少々ムカつくお客でも、駆け足でレジに向かい「お待たせしました」というのが鉄則である。
気軽に買い物ができるという雰囲気を常に維持しなければいけない。

レジというのはかなり神経を使う。直接的にお金を扱うからだ。
もちろんお客一人当たりの買い物金額はそう多くない。
タバコカートン、ハイカ、公共料金等がなければ2000円くらいでも大きな買い物量である。

が、ちりも積もればで、細かいミスがあれば一日あたり500円くらいのマイナスが出ることもある。
500円とバカにされるかもしれないが、500x30で一ヶ月にすると1万5千円である。
だから経営者側はお金の取り扱いに関してはかなり厳しいコンビニが多い。

一定金額のマイナスを出せば、自腹で補うというルールがある店もある。それが良いかどうかは別として、責任感を持ってレジを打つというのは非常に重要なことだと思う。

時間帯によっては仕事のほとんどがレジということもありうる。
逆に夜勤はレジ以外の仕事のほうが圧倒的に多い。
レジが好きな店員もいれば、私のようにあまり好きでない店員もいる。
私の場合正確に言うと「レジ番」が嫌いなのだ。ボケーっと突っ立ってお客が来るのを待つほど暇な仕事はない。
かといって、洋服屋の店員のように「なにかお探しですか」と積極的に声をかけるコンビニ店員はかなり気持ち悪い。

まあ、とりあえずレジがまともにできない店員はそうそうにクビになる。それだけは確かである。

Aからの続きは次回、では。
posted by らした at 18:21| 京都 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | コンビニコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月29日

消費税法がもたらす(ささいな)弊害

4月1日より、消費税法が改正されて、現在税抜き価格で表示されているものをすべて税込み(内税)で表示しなければいけないということになる。

コレは、小売業の方ならわかると思うが、ものすごい手間がかかる作業を強いられることになる。

簡単にいうと、現行のラベルを全て、税込み価格にしなくてはいけないということだ。

たとえば、1000アイテムの商品を扱ってる店では、1000アイテム分の値札の変更が必要になる。またレジシステムの変更も必要だ。

だいたいどこのコンビニでも似たようなルートを辿るだろうが
@3月中に、ラベルを張り替える
A同時期に、お客様の告知も忘れない(値上げだと思われる)
B3月31日〜4月1日(つまり午前零時)になって店内のネームカード、POPを全て税込み価格に変える

という方法がうちのチェーンではとられている。
まず、@。これがひたすらめんどくさい。納品されてくる商品にラベルを打つ際に税込み価格にしておく、という作業自体はそんなに手間はかからない。が、それでも、端末機でスキャンすると100円と表示される商品を105円とラベルを打つことには慣れるまでに違和感を感じることだろう。198円なら?218円です。端数は四捨五入します。190円なら?200円です。
なんか値上げしたように感じますね。
これは政府のインフレターゲットです(笑)

納品された商品のラベルを打つだけならまだしも、現状並んでいる商品のラベルを張り替えるという作業があります。
これがすさまじくめんどくさい。いちいち貼ってあるラベルをはがして、打ち直す。これが棚に並んである全商品ですよ。
いくら一ヶ月あるといってもなかなか厳しい作業予定になることはたしかです。

Aに関しては告知のPOPを掲示するだけなので手間はかかりません。が115円のコーヒーが121円になるのを理解してもらえるかどうか、難しいところです。

B店内のネームカードを全て張り替える。しかも午前零時という清算で忙しいとき。まあ、当日はなんとか一人入る人を増やして対応したいところです。まあ午前中にやっとく手もありますが。上手くいくかどうか。

と、ここまで考えてきて、これら全てのことを全店員に理解してもらうという作業が一番めんどくさい、ということに気がつきました。はたしてそんなこと可能なのか。
さきが思いやられるところです。
posted by らした at 14:39| 京都 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | コンビニコラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。